私が行政書士になって3年間で経験した地域ボランティア活動について書きます。 行政書士は地域の身近な法律家として地域ボランティア活動をやっている方が多いようです。
・多摩湖町福祉協力員 現在も活動中です。今月で1年3か月くらいです。 行政書士の先輩に勧められて参加しました。 他の行政書士も参加されていました。 福祉協力員は、社会福祉協議会の組織の一つみたいな感じです。 私は、福祉協力員の書記をやっています。 全体会という会議が月に一回あり、そこでのレジュメを作成しています。 また、町内に全体会の議事録的なものを配布する役目もしております。40分くらいかかります。 その他、イベントが年に10回くらいあり、できる範囲でお手伝いします。 イベントの方はあまり参加できていません。 会議の場所が家から5分でいけるので参加しやすいです。
・「東村山市にほんご教室」での日本語教育ボランティア 今はもうやめています。 8か月くらい参加しました。 場所は、東村山市役所の近くの多文化共生センターです。 教室は週に二回(一回2時間)ありますが、ボランティアは週に一回の参加でOKです。 東村山市の外国人の小学生に、日本語会話ではなく、日本語を教えます。 中野区の日本語教室を参考にしています。 中野区の日本語教育の専門家の中山先生に協力していただいています。 中山先生はボランティアに日本語教育を指導します。 子供たちに教える前に、ボランティアは中山先生から日本語教育の研修を受けます。 研修は7回くらいです。 発表形式で受講者が能動的に参加する良い研修だと思います。 研修終了後、実際に日本語を外国人の小学生に教えます。 はじめのころは先輩がサポートしてくれるので安心です。 子供への日本語指導は、ボランティアの先輩が中心になって行います。 日本語の専門家の中山先生は顧問みたいな立ち位置です。 日本語の専門家の中山先生は子供への指導はしません。 子供に日本語を教える主体は、ボランティアだけです。 教材は、中山先生の著作物を使用します。日本語テキストと、日本語練習帳があります。 研修終了後も、ブラッシュアップ研修が月二回(各2時間)あります。 ブラッシュアップ研修も、原則発表形式で、先輩や仲間の発表を聞く研修です。 発表の後、聞いていたボランティアや中山先生が講評や感想を述べます。 日本語の専門家の中山先生が日本語教育を講義してくださることは原則ありません。 自分の発表する番は月に一回くらいのペースでまわってきます。 この研修は毎年続きます。 また、テキストの各課が終わるたびに子供にやらせる小テストがあります。 研修に参加するたびに小テストを一回分づつ中山先生に採点してもらいます。 研修に参加しないと採点してもらえず、子供にやらせる小テストの答えがわからない状態になります。 さらに、勉強会というのが月に一回くらい(一回1時間30分)のペースであります。 ここでは、日本語練習帳の答え合わせが中心です。 「ひとりづつ日本語練習帳の答えを順番に言う」というスタイルです。 にほんご練習帳には解答書がついていないので、勉強会休むと答えがわかりません。 他の人に見せてもらうことになります。 答え合わせをしながら、ポイントを先輩がときどき解説してくれるというのが勉強会です。 「忙しいので自己採点したい」と先輩に言ったら、「趣旨に反する!」と怒られました。 日本語テキストの教え方のガイドなどはありません。 日本語練習帳にも解答がついていません。 テキストの教え方は、ブラッシュアップ研修で、先輩たちの発表を聞きながら学んでいくことになります。 書面になった教え方ガイド等はなくて、先輩たちの発表や中山先生の講評を聞きながら取得するしかありません。 先輩方に、書面での日本語教育情報の共有を提案したら嫌そうでした。
・東村山市スポーツ推進委員 今はもうやめています。 6か月くらい参加しました。 場所は、東村山市スポーツセンターです。 ボッチャ教室や、東村山市の運動会等を主催しています。 ボランティアっぽいのですが、正確には特別職の非常勤地方公務員です。 月に1万5000円いただけますが、5000円は会でプールするため、実際にもらえるのは1万円になります。 5000円を毎月払う感じになります。 月一回、定例会(約2時間)という会議があります。 さらに、部会(約2時間)が月一回あります。 その他、土日にいろいろな行事への参加を求められます。
気づいた点 仕事を持っている人が、働きながら参加しやすい地域ボランティア活動とは? ・一年に一回のイベント的なボランティア活動。 ・近所(徒歩5分圏内)に会議の場所があるボランティア活動。 ・働く人(若い人)が多く参加してるボランティア活動。 ・リモート会議などデジタル活用に積極的なボランティア活動。
教訓 ・参加する前にボランティア活動をいつでもやめられるか確認する。 ・参加する前に義務的事項があるか確認しておく。 ・地域ボランティア活動は「細く長く」行う。 ・仕事を引退した方ばかりでなく、仕事をしている方もたくさん参加しているか必ず確認。