お疲れ様です。
参加者は69名。
本日は、高齢者の病気、認知症への理解についての講義でした。
前半は、認知症の理解についてです。
認知症を理解するための9大法則・1原則あり
第一法則 記憶障害に関する法則
第二法則 症状の出現強度の法則
第三法則 自己有利の法則
第四法則 まだら症状の法則
第五法則 感情残像の法則
第六法則 こだわりの法則
第七法則 作用・反作用の法則
第八法則 症状の了解可能性に関する法則
第九法則 衰弱の進行に関する法則
介護に関する原則
認知症患者への対応
・ウソをついて話を合わせる、本人の世界に合わせる、演技をする。
・「朝ごはんまだか!」→対応「朝ごはん食べたでしょ!」ではなく、「今作りますよ」と演技をする。
・「一万円とっただろ!」→対応「ごめんなさい、一万円返しますね」で実際に返す。あとでこっそり返してもらう。
・正しいことを教えこもうとしない。
・語尾に「よかったね~」をつける。
・近所の人に、認知症のことを告げ、理解を得ておく。
・失禁対策は、ペットシートを敷き詰めておく。
・認知症の症状は、原則、長続きしない。
認知症についての印象深いこと
・アルコール依存症だと、脳は70代の脳みたいに萎縮してしまい、認知症になりやすい。
・認知症患者は痛みなく最期を迎えられる。
後半は、高齢者の医療についてでした。
・筋力は二十代をピークに低下するが職業的個人差が大きい。10年間に約10%の低下率。
・高齢者は高い音が聞こえにくくなる。
・高齢者は個人差が大きい。同じ年でも元気な方もいればそうでない方もいる。
・高齢者は病気の症状がでにくい。なので食欲がバロメーター。食欲ない時は要注意。
・下痢は、「消化吸収できません!」というシグナル。24時間何も食べないのがいい。水分はとってね。
・高齢者は、夜寝ているときに足がつる。夜のコップ一杯の水が対策となる。
・耳が遠い高齢者は、顔見て話すと以外と話しが通じる。
・脳卒中(脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血) 。卒中とは卒然(突然)邪気や邪風に中(あた)るという意味。脳の血管の病気。
・ブドウ糖を血液から細胞内に取り込むにはインスリンが不可欠。
認知症への理解、高齢者の医療への理解が深まりました。
以上です。